オタクとミニマリストの両立

ミニマリスト

オタクというのはグッズを沢山持っています。
ミニマリストは、生活に必要なものしか持っていません。
とすると、オタクとミニマリストは相反するもののように思えます。
実際にネット上では、
俺オタクだから、ミニマリストなんて無理。
という人も多いです。
ただ、本当にそうでしょうか。



先行する記事

オタクとミニマリストについては先行する記事があるので紹介。
ミニマリストとオタク - 22歳男性のミニマリスト生活ミニマリストとオタク - 22歳男性のミニマリスト生活
物を持たないミニマリストとおそらく対極の位置にいるであろう存在、オタク。オタクはやはり自宅にあるモノの量が凄いです。僕自身、アイドルオタク(今はそうでもない)、...

彼ら?の結論は、グッズがなくてもオタクとして生きていける。
というもの。
オタクは気持ちの熱さの問題だから、グッズを持っていなくても構わない。
これは正しい意見だと思いますが、
これは、ものを持っていない人は、オタク(ファン)といえるか、というオタクの定義の問題として扱っています。

では逆に、ファングッズ・オタクグッズを持っている人はミニマリスト足りうるか、というミニマリスト側の定義の問題としてはどうでしょうか。
オタクグッズ、ファングッズの中には、二度と手に入らないグッズも存在します。
同人系のアイテムもそうです。
大抵の商品はネットで手に入るこの時代でも、もはや手に入らないものがたくさんあります。
そういうものを持っている人は、ミニマリストになれないのでしょうか。
オタクグッズを持っている以外は、極限生活者と同様の人も存在するでしょう。
また、私のように創作系のサブカルチャーに足を突っ込んでいる人間は、創作に必要なもの(PCやディスプレイ。外付けキーボード。執筆に必要な机)が欠かせません。ないと作業効率が圧倒的に下がるからです。

定義遊びはもう結構


ミニマリストを「生きるために必要な最低限度のものしか持たない人」と定義すると、オタクはミニマリストには入らないでしょう。
ただ、このミニマリストというよりも極限生活の人というべきで、ミニマリストの定義の中でも最狭義の定義でしょう。
私は、ミニマリストの定義をもう少し広く、「生活に必要なものだけを所有している人」としています。
そして「生活」は人それぞれなので、生きがいとしての趣味がない人は、極限生活者と同じになりますが、
趣味ある人がその趣味に必要なモノを所有していてもミニマリストといって問題ないと思います。
人それぞれの「生活」という条件がある以上、この定義はかなり相対的です。
これは私自身「定義」なんてどうでもいいと考えていることの証左でもあります。

芸術家ですか?


物を持たないために生きているわけではありません。よりよく生きるために物を持たないのです。
目的と手段を勘違いしている人は、たとえ極限生活者であっても、単なる残念な人、あるいは芸術家です。
ノーベル文学賞のリョサはこう言います。「作家は生きるために書くのではない。書くために生きるのだ」。
「ミニマリストは生きるためにモノを持たないのではない。物を持たないために生きるのだ」
そういう人がいれば、もはや芸術家です。

狭苦しい社会にしないため


ミニマリストというのはかくあるべし、それ以外は偽物で嘘つき。
オタクというのはかくあるべし、それ以外は偽物で嘘つき。
そういう変なこだわりを持っている人がネット上で蔓延っていて、鬱陶しいです。
自分の定義に合わないものは、間違っている。そういう意見はとても閉塞的な社会を産んでしまいます。

捨てるべきもの


別にものなんて捨てなくていい。でもね、
物を捨てる捨てないの以前に、凝り固まった考えを捨てたほうがいい。
私の意見はそこにあります。

オタクだろうが、ミニマリストだろうが、他人がどうであるかとか、他人にどう思われるかとか、どうでもいいじゃないですか。
他人にどう思われているかでしか自分のアイデンティティがわからない。そんなの虚しくないですか。

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