どう見ても赤字で怪しすぎるsimアダプタ。販売者たちの目論見とは?
アマゾンでも楽天でも、送料込みで50円という激安simアダプタが売っています。
スマホなどに入れるsimカードの大きさを調節するアイテムで、これのおかげで基本nanoサイズを買っておけば、すべてのサイズに対応できます。
ただ送料込みだからどう考えても赤字です。
在庫処分だの、そういう文字が踊っていたりしますが、商売ってそう甘いモノじゃないので、宣伝目的だとか別の目的がありそうです。
少し前にZOZOTOWNでゼロ円セールをやっていましたが、これは10周年のサプライズ企画でした。2億円分の大セールで好評のうちに幕をおろしたようです。
これも、既存の顧客ロイヤリティを上げ、新規の人も呼びこむ宣伝目的も兼ねているものでしょう。
目的はなにか?
担当者の価格設定ミス?
simアダプタは他の店で200円くらいで販売されているのに、あえて送料込みで50円というのは奇異としか言いようがありません。一瞬500円と表示するべきところを50円と桁を間違えたというネット通販にありがちなミスかな、と思いました。
ネット上のニュースでよくでてくる事案ですが、基本お店側がキャンセルし、注文者にはお詫びとして割引クーポンが配られたりします。稀にそのままの値段で売られネット上で祭りになったりしています。
それにしてはかなり長い期間、送料込み50円を続けています。
「赤字覚悟」と書いている店もありますので、むしろ積極的にこの価格で攻めているようにおもえます。
広告目的?
前述のZOZOタウンのように、宣伝目的でしているのでしょうか。しかし、正直地味過ぎます。
それに、競合店もかなりあります。
50円でシムアダプターを売っているのは一つや2つのお店じゃないのです。
アマゾンだけでも10店舗は50円かそれ以下で販売しています。
これでは宣伝の効果は薄いでしょう。
個人情報収集目的?
アメリカのアマゾンの話ですが、かつてマーケットプレイスで1セントで本が売られるという事案があり、それにつられて本の購入を申し込むと、その本に関する広告が一緒についてくるというものがあり問題化しました。たとえば健康に関する本を買うと、健康食品の広告が入っていたり、家にダイレクトメールが届くようになる、というものです。
今回のsimアダプタの場合もその可能性は否定できません。
が、個人情報の目的外利用はペナルティがあるでしょうし、アメリカのアマゾンの場合も個人情報の保護がさほど厳しくなかった頃の話です。
ただ、情報が売られるおそれはネット通販ではいつもつきまといます。信頼できる店で買うほうがいいでしょう。
アマゾンや楽天上での評価を上げるため?
ここで信用や信頼というタームが出てきます。ネット通販では、これが大事で、新規出店した店は取引実績を積む必要があります。
アマゾンではマーケットプレイス経由で販売した場合、顧客からの評価のフィードバックがなされます。これにより取引実績が貯まるわけです。
信用を早く貯めるため大量に取引を得るには、需要があり、在庫コストや送料のかからない小さいものが商材として選ばれそうです。
そしてこれに見事合致するのがsimアダプターというわけです。
推測にすぎないので怪しいと思うときは取引しない
以上から、アマゾンや楽天での評価を上げるために、このような赤字覚悟の商売が行われていると推測しました。そう考えると、別段取引を回避する必要性はなさそうで、気兼ねなく買うことができそうです。
もっともこれはあくまで推測です。
ネット上の怪しい取引には常に気をつけて、少しでも納得出来ないことがあれば、たとえ多少値段が張ろうとも、信頼できるところで買ったほうがいいと思います。
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