ブラック企業とユニクロ・アップル製品。そして自分のダブルスタンダード
ブラック企業とは出来る限り関わりたくない。
ブラック企業とは、労働法や取引関連法を遵守しようとしない企業のこと。そう私の中で定義していて、その具体例はワタミやすき家です。
ワタミやすき家には行きません。すき家のゼンショーグループのフード店にも行かないようにしています。
私と同様に「行かない」と決めている人も少なく無いと思います。
ユニクロもアップルもブラック企業といわれる
上記二社と同様ブラック企業として名前が上がる企業があります。ユニクロのファーストリーテリングと、iphoneやmacのアップルです。
iphoneの下請け会社の深センのfoxconnや台湾系Pegatronでの劣悪な労働環境についてはBBCなどが報じているところです。
また、カリスマ・ジョブズも「引き抜きしないという秘密協定」を他社と結ぶなど真っ黒です(ギズモード参照)。
このほか、下請けだった島野製作所からの訴訟も報じられています。
ユニクロも、サービス残業を含む月300時間超の労働があったり、そしてそれを報じた週刊誌に対して巨額の損害賠償を請求する威嚇のような訴訟を起こしています(ユニクロは敗訴しましたが)。
それでもユニクロやアップル製品を避ける流れは小さい
私はアップルの製品は持っていませんが、ユニクロの製品は主力の服装です。下着から全てユニクロの日だってあるくらいです。iPhoneも使う機会があれば使いたいと思ったりします(別に私はなくてもいいけど、あまり抵抗はない)
私の中のダブルスタンダード
ブラック企業とは関わりたくないといいながら、そしてブラック企業とわかっていながらも、使いたくなる製品があります。ここに私の中で明らかなダブルスタンダードがあります。
もちろん、
- 真っ白な企業から、魅力的な製品やサービスが発売されたら、問題なく買います。
- 真っ黒な企業から、魅力もない製品やサービスが発売されても、買わないでしょう。
どういう基準で考えているのか自問自答してみた
以上を見ると、自分の中の評価軸は二本、つまり企業の体質(白黒)とサービス等の魅力(有無)です。これにより、
- 白+魅力あり(100点)
- 白+魅力なし(?点)
- 黒+魅力あり(?点)
- 黒+魅力なし(0点)
ワタミやすき家は第四カテゴリーに属しているので、躊躇なく切り捨てることが可能なのに対し、
アップルやユニクロは第三のカテゴリーということになります。
スマホあるいはパソコンが必要(ほしい)という場合に、アップルの製品か他社を選ぶか迫られます。
また、衣食住というくらいですから服は必要な物で、ユニクロか他社の服かの選択を迫られます。
これらの場合、代替の企業が白であると確定している場合はともかく、わからないのが通常でしょう。いわば、「?+魅力なし」と「黒+魅力あり」について比較を迫られます。
「?+魅力なし」と「黒+魅力あり」について比較
「黒+魅力なし」な製品を掴まされるという最悪の事態を避けたい心理が働けば、どうしても「黒+魅力あり」な製品を選ぶのではないでしょうか。「?+魅力なし」が「白+魅力なし」である確率が50%で、
「黒+魅力あり」が40点くらいの評価値だとすると、
「白+魅力なし」の評価値が80点くらいないと、「?+魅力なし」を選ばないでしょう。
ただ、性能差やコスパなどの魅力の差が小さい時は、こういう評価もありえそうです。
しかし、実際問題として、「?+魅力なし」が「白+魅力なし」である確率が50%だという仮説はかなり怪しいのではないでしょうか。アップルが黒なら、同じく中国に工場を持つレノボもデルも黒い可能性が高い考えるのが普通ではないでしょうか。
「?+魅力なし」=「黒+魅力なし」の確率が高まれば、「白+魅力なし」の評価値が100を超える人でないと、選ばないということになります。
これは、製品などの魅力の差が小さく、かつ、企業の廉潔性を強く評価していないとありえないことだとおもいます。
したがって合理的に選ぶとどうしても「黒+魅力あり」な製品を選んでしまうのです。
二番手企業がもしホワイト企業であるならば、よほどのダメ製品でない限り、私は確実にそっちを選ぶ価値観はあります。
けれども、黒白不明なのでしかたがない、というのが正直なところ。
これは単純なダブルスタンダードなのでしょうか?
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