食事とうんちの記録で体を守ろう
お腹を壊しているのが日常であった私の体調が、小麦を抜いてから変わったことはすでに書きました。
詳細はよくわからない(病気なのか単なる過敏症なのか不明)ですが、おそらく小麦などのグルテンが腸にあわず、パンなどの小麦製品を口にすると下痢をするということでした。
小麦抜きの食生活によりおそらくは「小麦だろう」という推測が強く立ったあと、確認のため元の食生活に戻して、体調がどう悪化するかを記録することで、推測を確定する作業をしてみました。
食事内容とうんちの内容を記録する
食事の内容を記録する、というとレコーディングダイエットを思い出す人も多いと思います。岡田斗司夫のベストセラー「いつまでもデブと思うなよ」で有名になりました。もっとも岡田斗司夫は後にリバウンドしましたので、ダイエットに効果があるかは疑問です(そもそも岡田斗司夫に信用なんてないですからねぇ。ウィキペディアを読む限り……)。
また、トイレの内容を記録するというのはあまり聞きませんけれども、未来のトイレの展示ではトイレの内容を分析記録する、といった機能を紹介していることがよくあります。
ただ、今回は食事とトイレ(うんち)の内容を両方記録することで、関連性を見るのが目的です。
そして記録は機械なんて使いません。アナログです。ペンとメモだけ使います。
食事内容の記載方法
ダイエット目的ではないので、カロリー計算は不要です。単に、何を食べたか、おおまかに書いていきます。
- N月M日
- 朝:餅一つ、ノリ三枚
- 昼:ハヤシライス ポテトサラダ
- 夜:豚しゃぶ、味噌汁、ご飯
- 間食:みたらし団子
トイレの内容の記載方法
トイレの内容というと、なんだかうんちの形状や内容物まで記録するのをイメージしてしまうかもしれませんが、そこまではしません。単純に、正常か、下痢か、トイレ自体なかったのか、を記録します。あまりマジマジとはみたくないですからねぇ……。
あと、食事と違いトイレの時間はバラバラなので、時刻も記載しました。
もちろん、気になる点があれば付け加えます。
- P月Q日
- 朝:餅一つ 930正常
- 昼:塩焼きそば 1330下痢 1430下痢 1715膨満感とガス
- 夜:唐揚げ サラダ 味噌汁 ご飯 なし
- 間食:みたらし団子 備考:昼間に眠気
食事との関連がわかりやすいように、食事内容の隣にトイレの内容を書き込んでいきます。
P月Q日の昼の塩焼きそばが体に合っていないことは明白です。
このほか
正常(固め)、正常(やわらかめ)。下痢(痛みなし、ほぼ水分)、下痢(神頼みするレベル)
といったバリエーションで記録していきます。
その他
その他、食事の負荷が体に影響することもあるので、それも記録します。P月Q日は、昼間に強い眠気を起こしているので、備考:昼間に眠気と書いています。
記録が一定量たまったら、分析
記録が溜まってくると、何を食べればお腹の調子が悪くなるのか、明確になります。もちろん、P月Q日のように一日分でわかることもありますが、ウイルス性の腸炎だったり、お腹を冷やしただけかもしれません。
しかし、一定量記録が貯まれば、病気か食事のせいかは明らかになります。
私の場合わかったこと
私の場合は、小麦関連の食べると下痢をするだけでなく、牛乳をコップ半分以上飲むと下痢をすることもわかりました。牛乳については、「小麦が下痢の犯人」という疑惑が出てからは、一度は犯人から除外していましたが、記録を見てやはり下痢の犯人の一人だったとわかりました。
ただし下痢の内容は、牛乳を摂取したときと小麦のときでは違っていて、牛乳のときは「下痢(痛みなし水っぽい)」と軽症でした。
また、お腹をこわさない日でも、強い眠気を催す日があり、そういった日は大体昼の食事が「カレー」だったり、間食がクッキーだったりします。(カレーやクッキーには小麦粉が含まれています)
少量ならば、下痢をしないということはわかりますが、昼間の眠気という弊害があるので、やはり小麦を避けるべきだとわかります。
微妙な体調不良は、自衛するしかない
顕著な体調不良があれば、普通は医者に診てもらうと思います。そして一定の解決がなされます。たとえばアレルギーの場合は、重篤な症状を出す恐れもありますので、医者に相談するのが普通だと思います。
しかし、私のように慢性的な「下痢」のような重くない症状の場合、「虚弱体質だし仕方ないか」で済ませて、医者にはいかないでしょう。
遺伝子検査などチェックする方法があったとしても、保険適用外で高額な検査だったり時間がかかったりして、二の足を踏むのではないでしょうか。
一方、食事とトイレ(うんち)の記録をとるのは、費用はかからないし、時間もほとんどかかりません。
素人判断が副作用を引き起こすことはよくあることですが、レコーディング(と分析)の場合は、食事内容を少し変更するだけなので副作用もないでしょう。
自分の体を守るのは、第一義的には自分です。
記録を取ることで、自分の意外な「弱点」がわかるかもしれません。
微妙に体調不良がある人は、ローリスクハイリターンなので、やってみるのがいいのではないでしょうか。
(なんかすごい尾籠な記事になってしまったなぁ……)
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