防水腕時計の電池を交換してみた

復活の呪文


防水腕時計はお店で電池を交換してもらうとなると結構な値段を取られるので、自分の力で電池を交換することにした。
とはいえ、腕時計の裏蓋は残念ながら簡単には開かない。特別な工具が必要なのだ。
アマゾンにお伺いを立てると、三点式オープナーというのが600円ほどで売られていたので、購入。ついでに電池も一緒に買いたいところでしたが、電池の種類がわからず、とりあえず裏蓋を開けて確認することにしました。

説明書もないオープナー


アマゾンから三点式オープナー(と固定台)を買ったのはいいですが、さすがは安物。全く説明書がありません。「見ればわかるでしょ」と言わんばかりに工具だけがデデン、といかにも安っぽい青いプラスチックケースに入っていました。
交換式の爪のようなものをセッティングして、裏蓋の六個の溝のうち3つに嵌めこんで回せば開くというのは感覚的にわかりました。

ここで、問題。裏蓋を時計回り、反時計回りどちらに回せば開くでしょう。
こんな初歩的な知識もなかったので、ネットで検索。答えは「反時計回りで開く」でした。

悪戦苦闘、四苦八苦

あとは、裏蓋の溝にオープナーの爪を嵌め込めば開くはず。
開くはずなのですが、なかなかハマりません。
爪の間隔を調節する機構に塗られたグリスが手について黒くよごれますし、溝にハマったと思い込んで回しても、ズルっと外れてしまいます。
二度ほどガリッと裏蓋を少し傷つけてしまいました。
私の時計は高くないので、別になんとも思いませんが、高級な時計なら、やはりプロに任せたほうがいいかもしれません。電池式の高級時計というのもあまりないかもしれませんけど……。

何度も幅を調節し、試行錯誤を繰り返すこと三十分。ようやく爪をガッチリ噛ませることに成功。
ついに裏蓋を開けることに成功しました。

ボタン電池の名はSR626SW

私の腕時計に使われているボタン電池は、腕時計の中にあるだけあってとても小さく、そしてそこに刻印されている文字も極小です。

目を凝らしてかろうじて、MAXELL SR626SWという文字が見えました。
正直初めて見る名前です。すぐにネットで検索。これが大事だった。

 SR626とSR626SWは用途が微妙に違う

はじめ、語尾のSWというのは、製品の色とか製造ナンバーみたいなものと思っていました。
メモにも「626」としか書かずにいました。
しかし、ネットによると、無印とSR626SWでは用途が異なり、SWは継続的に安定した電流を送るのに向いているのに対して、無印の方は、瞬間的に大きな電流を送る必要があるものに使うのだそうです。

私の用途は腕時計なので SR626SWの方を使わないといけないんですね。

 SR626SWはダイソーに売っていた

電池の名前がわかれば、庶民の味方ダイソーですよ。
アマゾンでもボタン電池は125円で売っていたので、それでも良かったのですが、早く交換したかったので、ダイソーに買いに行きました。
「電池-124」という名前で、 SR626SWは売られていました。

電池交換は爪楊枝で。金属のピンセットはNG

電池を入手した私は、意気揚々と電池を交換しようとしたのですが、いかんせんボタン電池は小さい。腕時計からなかなか外れなくて、爪楊枝でピンを押したりしてようやく外せました。
ボタン電池を挿入するときも、爪楊枝を2本使ってつまんで押し込みました。
家に、金属製のピンセットがなかったので、爪楊枝を使ったのですが、もし手元にピンセットがあれば、それを使っていましたことでしょう。
でも、金属製のピンセットはNG。ショートして電池が壊れるそうです。

防水腕時計の電池交換、成功

ということで、あとは再び裏蓋を工具で閉めたら、完成です。
電池切れではなく、故障だったらこれまでの苦労は水の泡ですが、竜頭を押し込んで動かしてみたところ、無事にコチコチと秒針が動き始めました。

ということで、無事成功しました。
およそ700円ほどで、防水腕時計の電池交換をすることができました。
あと数年電池交換することはなさそうなので、工具はお役御免。
面白い体験ができたと感謝の気持ちを込めて捨てる予定です。

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